目の前に会場が見えているのになかなか着けませんでした。
今回ついにアイヴズを練習しました。初見大会というやつです。
楽譜をざっと見た感じそこまで難しくない印象でしたが、いざ合奏で弾いてみた感触としても、わりとなんとかなりそうな気がしました。
綺麗な曲です。
アイヴズのチェロパートには今回ソロがありますが、人が揃わずずっとソロでした。ゼロではなくて良かったです。
リルバーンは早くも通し練習をしました。4分の7拍子の部分にも慣れてきて、この時期としてはそれなりの仕上がりだったのではないでしょうか。
4分の7拍子は油断すると思いっきりずれてしまうので、本番まで気を引き締めていかなければなりません。
やはりというか、難しめなのはシベリウスです。しかし何度か練習をして、自分の中の難所が浮き彫りになってきました。
寒い北欧の作曲家なので、本番の12月に近づくにつれオーケストラのクオリティも上がってくることでしょう。
リルバーンはニュージーランドの人のようですが、ニュージーランドも寒い日は寒いはずです。
☀☀☀
明くる日は遠藤博士主催の古墳群をめぐる歴史散歩がありました。
10名ほどの参加者でしたが、終始楽しい時間でした。
今回の集合場所の大阪府柏原市は京都市からはなかなか遠く、着くまでに2,3回まったく同じ景色を車窓から見た気がしました。
心配していた天気にも恵まれ、雨も10粒ほどしか降りませんでした。
古墳群は、われわれ素人が見ると、ただの穴のようだったり、ただの小高い丘のようだったりします。しかし遠藤博士の解説があると、そこに歴史が浮かび上がります。おそらく博士の目には全くちがう情景がそこに見えているのでしょう。
ミミズが這った跡のようなものも、見る人が見れば真理を解き明かす古代文字に見えます。
オタマジャクシの羅列のようなものも、見る人が見れば人の心を動かす音符に見えます。
実際に解き明かせるか、心動かせるかは努力次第。
出来なければミミズのまま。
オタマジャクシのまま。
12月本番にオタマジャクシたちがいなくなるよう、みんなで頑張りましょう。
チェロ HTNでした。