あっというまに十日ほど経ってしまいましたが、去る3月17日の日曜日、普段練習会場として使用させていただいている京都芸術センターにて、明倫ワークショップが開かれました。
かつて明倫小学校の校舎であった京都芸術センターはその面影を残した味わいある施設ですが、今回はその講堂を利用させていただき、一時間ほどアンサンブルの公演を行いました。本ワークショップは年に2回行われる貴重な少人数アンサンブルの発表の場です。普段定期演奏会にお越しいただいている皆様にも、より近くで演奏を楽しんでいただける機会となっています。定期演奏会でも毎度プレコンサートとして数組のアンサンブルを披露させていただいていますが、ホールの舞台とはまた違った響きや息遣いを楽しんでいただけたのではないでしょうか。
さて、次回の明倫ワークショップは秋ごろの開催と少し時期があきますが、来月はまた別の公演が予定されています。こちらも例年参加させていただいております、平野神社での桜コンサートです。京都市は北区、北野天満宮や立命館大学の衣笠キャンパスにほど近い平野神社は桜の名所であり、毎年桜の季節には多くの参拝者で賑わいます。夜には桜のライトアップも実施され、夜桜を楽しむこともできます。
そんな平野神社にて、桜のライトアップ期間に例年開催されているのが桜コンサートです。数日おきに様々な団体が午後2時と午後7時の2回演奏を行い、桜色の景色を音で彩ります。今年のフィロムジカの出演予定は4月13日の土曜日。リレー公演の最後の団体として出演いたします。
下記リンク先、案内ページのトップに写真がありますように、神社内の神楽殿と呼ぶのでしょうか、素敵な舞台をお借りしての屋外公演です。定期演奏会や今回のワークショップのような音響を味わえる屋内公演とは異なり、より楽器自身の響きを楽しむことができる場となっています。京都フィロムジカとしての定期的な屋外公演の機会はほかにはないため、貴重な機会です。ようやく寒さも終わりが見え、気分も高揚するこの季節。少し足を延ばして桜と管弦楽のアンサンブルはいかがでしょうか。
たくさんの皆様のご来場をお待ちしております。
桜コンサートについてはこちら→https://www.hiranojinja.com/home/concert