去る1月21日(日)、京都フィロムジカ管弦楽団は無事第52回定期演奏会を終えました。
当日は天候のすぐれない中多数のお客様に足を運んでいただき、おかげさまで盛況のうちに幕を下ろすことができました。ご来場いただいた方も、離れたところから盛会をご祈念くださった方も、ありがとうございました。
毎週の練習も次回はお休みの為、皆様からアンケートでいただいたご感想を拝読したり、当日のホール録音を聴いたり、あるいは次回定期演奏会の曲の譜読みを始めたり、束の間の休息です。
今回フィロムジカとしては珍しくメインに有名曲を据えたプログラムでしたが、私個人としてはいずれの曲も初めて演奏するものでした。そしてよくよく考えてみると、二十歳を過ぎてからオーケストラでトロンボーンを吹いてきて初めて、4楽章まで出番のない交響曲の本番でした。
私はありがたいことに、幼い頃からピアノのコンクールなど舞台で演奏する機会を与えてもらっていたため、比較的舞台慣れしており本番で緊張することはあまりありません。しかし今回は、休憩後のチューニングから次に音を出すまでの待ち時間は実に30分以上。ひな壇の最上段から指揮を見て、演奏を聴き、客席を眺めているうちになんだか今まで感じたことのないタイプの緊張を覚えました。
結果的にかのコラールは少し悔しい出来栄えになってしまったのですが、あの緊張も思い返すとどことなく爽快で、また味わってみたいしできれば今度は手懐けてみたいと思えます。
ですがひとまず次回のプログラムは、打って変わってトロンボーンが大活躍! 吹くことそれ自体が好きな私は全楽章に出番のある交響曲を前に小躍りしています。
次の練習は2月4日から。今回は少し短めな5か月間の練習期間になりますが、しっかりと休んだらまた気持ちを新たに次の曲に挑んでいきたいと思います。
それでは皆様、次回第53回定期演奏会、6/30に文化パルク城陽にてお待ちしております。