2019年05月26日

平成の管弦楽作品といえば・・?

この5月1日で平成が終わり令和という新しい元号が始まりました。

そこで平成を振り返ってこの時代にできた管弦楽作品にどのようなものがあるかと振り返ると、いわくつきの佐村河内守作曲の交響曲1番「HIROSHIMA」が真っ先に出てきてしまいますね(筆者は割と好きではありますが…)。
この作品は聞かれた方も多いと思いますので、それでは昭和の最後もしくは平成の最初となる1988〜89年にどのような作品ができたか調べてみました。

手元にある民音現代作曲音楽祭のCDで残念ながら89年のものがなかったので、昭和最後の年となる88年のものを聞いてみました。

・中川俊朗 合奏協奏曲第2番

・西岡龍彦 「闇のなかの黒い馬」

・土田英介 交響的譚詩

まあどの曲もいわゆる”現代音楽”で、一聴してどんな曲なのかなんてさっぱり分からないですが、土田作品は冒頭のメロディの楽想から作曲に取り掛かったと言うだけに比較的聴きやすいメロディが感じられ、どこかラヴェルとラフマニノフを足したような音創りで、こういう時代の作品が苦手な人も聞いてもらえるかな?と感じます。
余談ですが、中川俊朗氏はピアニストとしても達人で、以前某管楽器のソリストの伴奏で非常に難しそうな現代作品の伴奏をさらっと弾いておられました。こういった音楽に興味のある方は宜しければ聞いてみてください。
posted by 京都フィロムジカ管弦楽団 at 10:12| Comment(0) | 音楽談義 | 更新情報をチェックする
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