先日の練習は管と弦に分かれてのセクション練習でした(・ω・*)
弦は人数が少なかったので、練習したいところを練習する、といった感じで自由にやっておりました◎
で、練習したのが、ドヴォルザークとブラームス。
時間がなくてブルックナーはさらえませんでした(・ω・`)
なんかブルックナーだけ除け者にされちゃってかわいそうなので、ここでお勉強することにします(・∀・´)
さて、今回わたし達が演奏するのは序曲ト短調なわけですが。
どういった曲なのでしょう?
知識に乏しいちぇろぱんだでは答えが出ないので、ブルックナー愛好家の遠藤さんに質問してきました!笑
Q1.いつごろ作られた曲なんですか?
1863年に完成した作品で、この時ブルックナーは38歳でした。この年齢はモーツァルトやシューベルトが亡くなった年齢よりも上ですが、大器晩成だったブルックナーにとっては作曲家としての「青年時代」に当たります。彼にとって、ほとんど最初に作曲したフル・オーケストラ作品と言えます。
Q2.そもそもブルックナーとはどういう人物なんですか?
ブルックナーは19世紀オーストリアの作曲家で、壮大な交響曲や慈愛に満ちたミサ曲などを作曲しました。風光明媚な農村で生まれ育ち、幼少期からカトリックの教会でオルガンを弾いていました。信仰心の篤い人でしたが、ビールが大好きという一面もあり、陽気な田舎のおじさんという雰囲気だったのでしょう。このためブルックナーの音楽は、大聖堂でオルガンが鳴っているような壮大な響き、農村風景のようなおおらかさ、神様への憧れに満ちた旋律、農村のお祭り騒ぎのような力強さ、などが特徴です。
Q3.この曲が作られた背景には何かストーリーとかあるんですかねぇ?
作曲当時、ブルックナーは地元で有名な指揮者に弟子入りして音楽を勉強中でした。実はこの曲は、作曲の練習のために書かれた曲なんですよ! それでこんなに素晴らしい曲を書いてしまうなんて、やっぱりブルックナーは凄い作曲家ですね。
Q4.この曲の聴きどころは?
Q2で書いたようなブルックナーの魅力が、わずか10分の作品の中にコンパクトにまとまっているのが良いですね。「ブルックナーは長すぎて嫌だ!」(交響曲は演奏時間がどれも1時間以上かかります)という人に特にお勧めです。それに加えて、作曲家としての「青年時代」の作品だけあって、若々しい躍動感があるのも、この曲ならではの魅力ですね。
陽気な田舎のおじさんブルックナー、、、なんか親しみやすくていいですね♪
質問しながら、わたしが一番勉強させてもらいました笑
2017年12月20日
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