結構前のことなんですが、サマーセット・ラプソディの練習の時に、滝本先生がこの曲のイメージについて仰っていたことが、私の中でとてもお気に入りなので、演奏会前にみなさんにも広めてみます◎
まずは冒頭(Sheep Shearing Song)。
オーボエの憂うようなメロディ。これは吟遊詩人が旅をしながら竪琴を片手に歌っているのだと。
そこにこどもがやってきて、「昔話をしてあげよう」と吟遊詩人はこどもに語りはじめます。
・力強い音楽(High Germany)。
あるところにたくましい青年がおりました。
青年は足を踏み鳴らしながらたくましく踊ります。
・同じメロディで今度は高らかで軽やかな音楽に。(High Germany)
青年に答えて、女性が踊ります。
そして2人は恋に落ちました。
・美しくも切ないメロディ(The True Lover's Farewell)
結ばれた2人はしかし、戦争によって引き裂かれることに…。
青年は愛する人を置いて戦地へ行ってしまい、戻ってくることはなかったのでした。
・転調して元のメロディに戻る(High Germany)
楽しいこともつらいこともあるけど、時は流れていきます。
人生とはそういうものなのです。
・冒頭の音楽に戻る(Sheep Shearing Song)
吟遊詩人のお話はここで終わり。こどもは「おじちゃん、お話ありがとー!」と言って帰っていきます。
吟遊詩人もまた歌いながら去っていくのでした。
この情景を思い描きながらこの曲を聴くと、なんとも言えない気持ちになるのです。
ぜひ、みなさまも当日足をお運びいただきましたら、この情景を感じてみてください(*^ ^*)
2017年06月21日
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