2017年06月28日

♪遠藤啓輔のコンサート日記♪ 〜2017.06.26

 読響の大阪定期、指揮はシモーネ・ヤング(フェスティヴァル・ホール)。
 1曲目、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番が出色の名演。この曲はピアニストに圧倒されることが多いが、今日はヤングが率いるオーケストラにも大いに圧倒された。疾走するピアノに喰らい付く木管の鋭い動機などにスピード感があり、ピアニストの凄さをさらに底上げする効果を出していた。スピード感の一方で、戦車のような重々しい表現もまた見事。また、ヴィオラをシモテに配したヴァイオリン両翼配置も効果を発揮し、冒頭から弦楽器が瑞々しく鳴っていた。魅惑的な音色を誇る田中敏雄のトランペットもこの曲の原色的色彩感に良く合っている。ソリストのベフゾド・アブドゥライモフのピアノもまた見事な色彩感。特に第2楽章では退廃的な饗宴を一人で表現していたかのようだった。それにしてもヤングは凄い。大阪フィルでオール・ブラームス・プログラムを指揮した時は、ドイツ音楽を立体的に骨太に響かせる指揮者という印象を持ったが、近代音楽を颯爽と変化豊かに再現することにも長けていたとは!
 後半はリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲。嵐の場面で、巨大オーケストラの中から電子オルガンの音色がはっきりと聞こえたのが印象的だった。渦巻く雷雲の隙間から、日の光が垣間見え、そこに希望を見出したかのようだった。雷音マシーンは吊り下げた金属板を両手で揺さぶる方式だったが、何も聞こえなかった! この点は惜しい。やはり撥で叩くなどするべきだったのではないかな?
posted by 京都フィロムジカ管弦楽団 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 遠藤啓輔のコンサート日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

第41回定期演奏会

先週末日曜日、無事に第41回定期演奏会を開催することができました。
悪天候にもかかわらず、会場には多くのお客様に足を運んでいただくことができ、団員一同感謝の気持ちでいっぱいです。
ご来場いただいた皆様、そして会場に来ることができなくても、応援をいただきました皆様方、本当にありがとうございました。

今回の定期演奏会、ちぇろぱんだはゲーゼをチェロのトップで弾かせてもらったのですが、今までにないくらいヴァイオリン2ndトップとアイコンタクトを取りまくり、めちゃくちゃ楽しんでました笑
あっという間だったなぁ…(*´Д`)
今回初めてオーケストラに乗った新入団員達からも「楽しかった」という言葉が聞こえてきて、とても良い演奏会だったと思います♪
毎回の定期演奏会につきものですが、今回もまた、これを最後にフィロムジカを去っていく仲間もいます。
そんな仲間にとっても、最高の演奏会になったのだったらいいなぁ…。
結婚、留学、就職、それぞれ理由はいろいろあるけど、フィロでの思い出を胸に、これからも幸せな人生を送ってほしいな、と思います◎
そして、去る人もいれば、来る人もいる!!!
現在、フィロムジカ弦楽器がちゃくちゃくと人数を増やしつつあります♪
どんどん来いー*\(^o^)/*

オーケストラはその時、その時でメンバーが変わります。その時、その時で作る音楽も変わってきます。
そんな変化も楽しみつつ、お客さんにも楽しい音楽をお届けできるように、これからもフィロムジカは成長していきますので、どうぞ、これからもご支援よろしくお願いいたします!
posted by ゆかもん at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏会の様子&アフター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月21日

サマーセット・ラプソディ/ホルストについて

結構前のことなんですが、サマーセット・ラプソディの練習の時に、滝本先生がこの曲のイメージについて仰っていたことが、私の中でとてもお気に入りなので、演奏会前にみなさんにも広めてみます◎

まずは冒頭(Sheep Shearing Song)。
オーボエの憂うようなメロディ。これは吟遊詩人が旅をしながら竪琴を片手に歌っているのだと。
そこにこどもがやってきて、「昔話をしてあげよう」と吟遊詩人はこどもに語りはじめます。

・力強い音楽(High Germany)。
あるところにたくましい青年がおりました。
青年は足を踏み鳴らしながらたくましく踊ります。

・同じメロディで今度は高らかで軽やかな音楽に。(High Germany)
青年に答えて、女性が踊ります。
そして2人は恋に落ちました。

・美しくも切ないメロディ(The True Lover's Farewell)
結ばれた2人はしかし、戦争によって引き裂かれることに…。
青年は愛する人を置いて戦地へ行ってしまい、戻ってくることはなかったのでした。

・転調して元のメロディに戻る(High Germany)
楽しいこともつらいこともあるけど、時は流れていきます。
人生とはそういうものなのです。

・冒頭の音楽に戻る(Sheep Shearing Song)
吟遊詩人のお話はここで終わり。こどもは「おじちゃん、お話ありがとー!」と言って帰っていきます。
吟遊詩人もまた歌いながら去っていくのでした。

この情景を思い描きながらこの曲を聴くと、なんとも言えない気持ちになるのです。
ぜひ、みなさまも当日足をお運びいただきましたら、この情景を感じてみてください(*^ ^*)
posted by ゆかもん at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽談義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする